ゲシュタルト療法ファシリテーター養成コースのご案内

来年度4月より開催。ご興味の方は、お問い合わせください。
コースは、オンライン形式となります。

 当ファシリテーター養成コースでは、基礎理論や実践心理学の知識、多様なテクニックを学んでいき、反復練習する中で、真に効果の出るワークを行なえるようになることをゴールにしています。
 また、通常の古典的ゲシュタルト療法のものだけではなく、深化/進化型のゲシュタルト療法の要素(他の流派さまざまな方法論)も加えていますので、通常のゲシュタルト療法で限界を迎える点やケースでも、どのように対応していけばよいのか、より深く柔軟なアプローチも学んでいくことができます。
 そして、実践練習として、実際にワーク(セッション)を参加者同士で互いに行なって(CFO)、スキルを磨いて、クライアントの方に提供できるレベルを目指します。今現在、日本で行なわれているような、浅いゲシュタルト療法ではありませんので、最終的には、本当に、人々に変容を提供するものとなっています。

 通常、海外のゲシュタルト療法のファシリテーター養成コースなどでは、まず、クライアントとしてのワークの量をある程度、こなしていることが、参加要件になります。精神分析 psychoanalysis でいう「教育分析」の考え方です。自分のクライアント体験が充分でないと、「心理的変化の原理」についての感覚的な理解や、他の人の状態を見て介入していくやり方が、実感としてよくわからないからです。いわゆる、「クライアント力を磨くこと」が前提となっているからです
 昔の日本でも、私が、ゲシュタルト療法の訓練を受けた際は、最低でも二年間、毎週のグループクラスに参加して、かつ、数百時間、週末ワークショップに参加し、必要時間を履修することが条件となっていました。
 最近は、そのような本格的なトレーニングもなくなってしまったので、本当に深いゲシュタルト療法のワークをできる人がいなくなってしまったのです。体験的心理療法の世界でよく言われる「ワークが足りていない」という現象です。

 そのため、養成コース参加希望の方は、事前に、当スペースで、ゲシュタルト療法のセッションを多く経験し、深いワークの感覚や変容感覚を深めてみていただければと思います。
※当養成コースは、学習に必要な、最低限の変容についての感覚があることが、参加の要件となります。当スペースで、セッションを継続的に受けていて、ファシリテート技法を学習するために、最低限必要な変容感覚を認められていることが参加要件となっています。

【内容】
コースでは、以下の事柄を学んでいきます。
・ゲシュタルト療法の基本的な理論と技法
・関連するセラピーやさまざまな流派の理論
・実践上、有効なさまざまな応用技法や展開技法
・実際のファシリテーション実践経験を積む
・実践上で生ずるさまざまな事柄への理解

【詳細内容】
「基本理論」―ゲシュタルト療法の思想的基盤。ゲシュタルトの妙。気づきの連続体。境界。神経症のメカニズム。コンタクト(接触)。他
「基本的姿勢」―姿勢と在り方。今ここのセラピー。Beingの力と構造。体験とプロセス。他
「促進技法」―さまざまな介入技法。対話技法。焦点化技法。増幅技法。掘削技法。接続技法。展開技法。統合技法。ハーモナイズド・アプローチ。他
「ワークの構成」―探索と糸口。促進。増幅。陰陽。展開。均衡(消尽)。統合。他
「ワークのコツ」―現在とプロセス。即興と見立て。クライアントの反応傾向。展開の傾向。沈下と飛躍。他
「周辺理論」―精神分析とさまざまな流派。変性意識状態(ASC)。トランスパーソナル心理学。シャーマニズム。プロセスワーク。NLP
歴史的・社会的構造とセラピー。
※これは一部です。また、内容は変わる場合もあります。

【修了証】
所定の参加受講と成果が認められた人に修了証を出します。

【日程】
時間は、10:00~17:00となります。

第1回 4/19(土)・4/20(日)、
第2回 5/17(土)・5/18(日)、
第3回 6/21(土)・6/22(日)、
第4回 7/19(土)・7/20(日)、
第5回 8/16(土)・8/17(日)、
第6回 9/20(土)・9/21(日)、
第7回 10/18(土)・10/19(日)、
第8回 11/15(土)・11/16(日)、
第9回 12/20(土)・12/21(日)、
第10回 1/17(土)・1/18(日)、
第11回 2/21(土)・2/22(日)、
第12回 3/21(土)・3/22(日) 

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