変性意識状態(ASC)とは

「強いショックとともに車がトラックにぶつかったのは、ちょうどそんなときでした。車が止まったので、あたりを見廻すと、奇蹟的に自分がまだ生きていると気づきました。それから驚くべきことがおこりました。めちゃくちゃになった金属のなかに坐っていた私は、自分の身体が形を失って融けはじめるのを感じたのです。私のまわりにいる警官、破損した車体、鉄梃で私を救い出そうとしている人びと、救急車、近くの垣根に咲いている花、そしてテレビのカメラマンなど一切のものと、私は融合しはじめたのです。負傷したと感じ、傷を負ったところがみえてもいましたが、それは自分と何の関係もないと思われました。負傷した部分は、身体以外に多くのものをつつんで急速に拡がっている網状組織のほんの一部分にすぎなかったのです。太陽の光が異常に明るく黄金色に輝き、世界全体が微光を放って燦然たる美しさでした。私は自分をとり巻くドラマの中心にいて至福を感じ、豊かさに満たされ、数日間はそのような状態のまま病院で過ごしました。(中略)自分という存在が、一定の時間内に枠づけられた、限定的な肉体という概念を超えているように感じるのです。自分自身がより大きな、制約されない、創造的な、まさに神聖とも言うべき宇宙の網の目の一部分であるように思うのです」

スタニスラフ・グロフ　山折哲雄訳『魂の航海術』(平凡社)　※太字強調引用者

これは、交通事故にあった人の体験報告です。
一体なぜ、こういうことが起こるのでしょうか？
ここでは、何が起こっているのでしょうか？

このセクションでは、当スペースが重視している「変性意識状態(ASC)」に関する事柄をさまざまにとりあつかっていきます。
変性意識状態(ASC)は、私たちの心身を変容させ、創造力を開発・解放させるとても興味深い「意識状態」です。
現代日本で、当スペースほどに、変性意識について統合的かつ実践的にあつかっている所も他にありません。
変性意識状態を活用して、人生を変えたい方は、ぜひ以下のコンテンツをご参考ください。