変性意識状態(ASC)とは何か はじめに


【内容の目次】

  1. はじめに 変性意識の活用
  2. 「変性意識」が広く認知された時代背景
  3. 「変性意識状態(ASC)」とA.マズロー
  4. 「潜在意識」「無意識」という胡散臭さ
  5. 変性意識状態(ASC)と心の変容(心理療法)
  6. 変性意識状態(ASC)とはⅠ 入り方
  7. 変性意識状態(ASC)とはⅡ 意識のチューニング
  8. 変性意識状態(ASC)の治癒効果と超越的状態 
  9. 変性意識のもたらす変容と、人生で活かす方法
  10. 参考文献
  11. 関連記事動画

1.はじめに 変性意識の活用

人間の能力(パフォーマンス)発揮や潜在能力の開発、また心理療法における心理改善・治癒効果など、心の機能や潜在能力を深く理解するに際して、「変性意識状態(ASC)」というとても有効(便利)な概念があります。

変性意識状態 Altered states of consciousnessとは、1969年にカリフォルニア大学の心理学者チャールズ・タート博士の編著により有名になった意識状態の定義ですが、私たちのこの「理性的・論理的・合理的な日常意識」以外のさまざまな意識状態を指した総称です。

日常意識以外のさまざまな意識状態―瞑想状態、催眠状態、宗教儀式などのトランス(入神)状態、夢、向精神性薬物(ドラッグ)によるサイケデリック(意識拡張)状態、神秘体験など―を指した言葉です。広くとると、臨死体験(NDE)、体外離脱体験(OBE)、また俗に世間で「ゾーン ZONE」と呼ばれている(フロー体験 flow experience なども、これに含まれると考えてよいでしょう。基本的には、それ自体では良いものでも悪いものでもない、中立的な、変異した意識状態という意味です。

しかし、この変性意識状態(ASC)を深く体験し、日常意識と変性意識との間に感覚的・情報的なつながりを自在に持てるようになると、私たちの知覚世界や能力というものは、普通では想像もつかないような、自由でひろがりを持ったものに変容していきます。
人生や世界がずっと深さと幅を持った、まばゆく豊かなものに変容していくのです。この人生に、ある意味、「本当の魔法」が存在することに気づくようになるのです。その能力を習得し、活用可能なものにすることで人生は一変していくことになるのです。
ここでは、そのような実践的な事柄について解説していきたいと思います。

ところで、かつてアメリカの重要な哲学者ウィリアム・ジェイムズは、その著作『宗教的体験の諸相』のよく引かれる文章の中で、以下のように記しました。

「…それは、私たちが合理的意識と呼んでいる意識、つまり私たちの正常な、目ざめている時の意識というものは、意識の一特殊型にすぎないのであって、この意識のまわりをぐるっととりまき、きわめて薄い膜でそれと隔てられて、それとまったく違った潜在的ないろいろな形態の意識がある、という結論である。私たちはこのような形態の意識が存在することに気づかずに生涯を送ることもあろう。しかし必要な刺激を与えると、一瞬にしてそういう形態の意識がまったく完全な姿で現れてくる。それは恐らくはどこかに、その適用と適応の場をもつ明確な型の心的状態なのである。この普通とは別の形の意識を、まったく無視するような宇宙全体の説明は、終局的なものではありえない。問題は、そのような意識形態をどうして観察するかである。―というのは、それは正常意識とは全然つながりがないからである。(中略)いずれにしても、そのような意識形態は私たちの実在観が性急に結論を出すことを禁ずるのである」(桝田啓三郎訳『宗教的体験の諸相』岩波書店)


さまざまな心の研究とともに、彼自身の変性意識体験より導かれた結論ですが、私たちの知る世界と変性意識状態について考える際にひとつの参考となる観点です。
もっとも、ジェイムズは、現代アメリカ人としてこのような書いているわけで、ここで前提されている「合理的意識」「私たちの正常な、目ざめている時の意識」とは、西洋的近代主義における「意識」のことです。哲学の現象学などで考えられている「意識」です。しかし一方、東洋(非西洋)の世界には、古来より、それ以外の「多様な意識の形態」も知られており、実践的に探求されていました。ただ、私たち現代日本人は、西洋的近代主義の波にのまれ、現在、その中で生活していますので、ジェイムズの言葉をそのまま受け入れるようにもなっているわけです。

さて、以下では、この変性意識状態(ASC)がどのような特徴や構造を持つものなのか、また、どのような面で私たちの人生を変えていくものになるのか、見ていきたいと思います。

2.「変性意識」が広く認知された時代背景

まずはじめに、そもそも、なぜタート博士が「変性意識状態(ASC)」を取り上げたのか、またその考えが世間で注目され受け入れられたのかという、当時の時代背景と歴史的な文脈を見ておきたいと思います。
日本では、このあたりの文脈的・構造的・体験的理解が薄いので、変性意識状態(ASC)が、単なる風変わりで偶発的な娯楽体験か、もしくは安易な自己啓発的・能力開発的なネタで終わってしまうことにもなっているのです。実は、この変性意識状態(ASC)の探求は、私たち人類の意識変容に関わる重要な要素を持っているものともいえるのです。

1969年、心理学者C.タート博士による編著が生まれた背景には、当時のアメリカ、特に西海岸で隆盛していた文化的思潮・流行と関係がありました。ヒッピー・カルチャー、カウンター・カルチャー、サイケデリック・カルチャーなど呼ばれた文化的思潮・流行です。
(ビートルズのジョン・レノンは、1967年のことを思い出して、当時は自分もナニがナンでも「ヘイト・アシュベリー」に行かなければならないと思っていたと回想しています。当時のビートルズは、サイケデリック絶頂期だったのです。ヘイト・アシュベリーサイケデリック・カルチャーの爆心地でした。また余談ですが、ジョン・レノンはこの後、ライヒアン系のセラピー「プライマル・セラピー(原初療法)」のセッションを体験し、作風を一変させることになりました。体験的心理療法を深めた人はレノンのこの感覚がよくわかると思います)

ところで、ヒッピー・カルチャー、カウンター・カルチャー、サイケデリック・カルチャーなどの思潮をつくり出した原因はさまざまありましたが、最大の動力源は、個々人の「(向精神性物質による)サイケデリック psychedelic 体験」でした。それは、頭で考えた思想ではなく、個々の人々が強烈な直接体験(意識変容体験)を通じて、旧来の世界観とはまったく違う「別世界」の体験をしたのが大きな要因でした。「知覚の扉」が開かれる体験をしたのです。アップル社の故スティーブ・ジョブズは自らのLSD体験を、「人生でもっとも衝撃的な体験のひとつ」として自伝で回顧しています。それが後に彼をへと導くことにもなりました(彼のへのコミットメントは生涯にわたるものになりました)。

そして、そのようなサイケデリック体験をもったため、多くの人に「問い」が生まれたのでした。
「この体験はどういうことなんだろう?」
「この世界とはなんなんだろう?」

その体験世界は、それまでの西洋の合理主義や近代主義の世界観では理解できない世界でした。
(そんな答えを求めてハーバード大学教授のティモシー・リアリーは、チベット仏教の世界観を参照し、その体験世界を解釈し、同じく仲間のリチャード・アルパートはインドに行き、ラム・ダスとして戻ってきたのでした)
そのため、「これらの意識状態」を定義して、きちんととらえ直したいという欲求や必要があったわけでした。

タート博士の仕事と「変性意識状態(ASC)」の概念の提示は、そのような時代の要望に応えるものだったのです。そして、その結果、「変性意識状態(ASC)」という概念がひろく受け入れられることになったわけです。
そして、それはサイケデリック体験だけでなく、当時、西洋社会では目新しかった「瞑想」や「ヨガ」「シャーマニズム」等、さまざまな東洋思想や非西洋的思想を理解する概念ともなったのでした。ちなみに、ヨガなど、現在私たちが普段目にする東洋的な方法論が、ごく普通に身の回りに見られるようになったのはこの時代以降のことです。

では、ここで、「実際の変性意識状態(ASC)がどのようなものであるのか」、ひとつ具体的な事例(極端な例ですが)を見てみたいと思います。イギリスの著名な作家オルダス・ハクスリーが、「サイケデリック psychedelic 」という造語を作ったハンフリー・オズモンド博士の元で、メスカリン(幻覚剤)を服用した時の体験談です。スティーブ・ジョブズのいう「衝撃的」という言葉の意味合いが伝わるかと思います。

「私が眼にしていたもの、それはアダムが自分の創造の朝に見たもの―裸の実在が一瞬一瞬目の前に開示していく奇蹟であった。イスティヒカイト。存在そのもの―エクハルトが好んで使ったのは、この言葉ではなかったか?イズネス、存在そのもの」ハックスレー『知覚の扉』今村光一訳、河出書房新社

「私は花々を見つめ続けた。そして花々の生命を持った光の中に、呼吸と同じ性質のものが存在しているのを看たように思った―だが、その呼吸は、満ち干を繰返して、もとのところにもどることのある呼吸ではなかった。その呼吸は、美からより高められた美へ、意味深さからより深い意味深さへと向かってだけ間断なく流れ続けていた。グレイス(神の恩寵)、トランスフィギュレーション(変貌、とくに事物が神々しく変貌すること)といったような言葉が、私の心に浮かんできた。むろん、これらの言葉は、私が眼にする外界の事物に顕わされて顕われていたのである」(前掲書)

「神の示現、至福の自覚―私は生まれて初めて、これらの言葉の意味するものを理解した。…仏陀の悟りが奥庭の生垣であることは、いうまでもないことなのであった。そして同時にまた、私が眼にしていた花々も、私―いや『私』という名のノドを締め付けるような束縛から解放されていたこの時の『私でない私』―が見つめようとするものは、どれもこれも仏陀の悟りなのであった」(前掲書)

この体験記は、当時よく読まれ(今も読まれていますが)、サイケデリック体験の指標のひとつとなりました。変性意識状態(ASC)というものの一端がうかがえるかと思います。このような深遠な世界が、いつもいつも得られるわけではありませんが、このような啓示につながる体験領域であるということです。

3.「 変性意識状態(ASC)」とA.マズロー

▼トランスパーソナル心理学と変性意識状態(ASC)
また、タート博士が本を出した1969年という年は「変性意識状態(ASC)」と関連で、別のとても象徴的な出来事がありました。
それは、A.マズローが「トランスパーソナル心理学会」を立ち上げたのが、1969年だということです。

A.マズローといえば「欲求の五段階説」とか「自己実現 self-actualization 」などの理論で、ビジネス界でもひろく知られている人物ですが、アメリカ心理学会会長にもなったメインストリームの心理学者です。彼は、「人間性心理学」を唱えて、旧世代の「機械仕掛け」の人間像を超えた人間観を模索した人物です。彼の有名にした「自己実現」もそのような文脈から現れたものです。
そのマズローは晩年、研究の果てに、「自己実現」の次にある、人間の存在状態/ステージについて考えはじめていました。
それが「自己超越 transcendence 」というものでした。

そして、「自己超越」のビジョンを生み出す過程で、マズローが注目していたのが、「至高体験 peak-experience 」という(彼が定義した)独特の心理状態でした。これは、充実・超越した心理(存在)状態なのですが、自己実現した人々に頻繁に見られ、また普通の人々においても稀に見られる「特別に肯定的な状態」として、マズローの注意を引いたのでした。ZONEのようなものです。
それは、限界を超えるような一種の超越的な心理状態、変性意識状態(ASC)といっていいようなものなのでした。そこに、マズローは、人間の心が本来持っている広大な潜在能力を直観したのでした。

その事実(事例)が彼をして、「自己実現」を超えた「自己超越」のテーマに向かわせたのでした。

至高経験は自己合法性、自己正当性の瞬間として感じられ、それとともに固有の本質的価値を荷なうものである。つまり、至高経験はそれ自体目的であり、手段の経験よりもむしろ目的の経験と呼べるものである。それは、非常に価値の高い経験であり、啓発されることが大きいので、これを正当化しようとすることさえその品位と価値を傷つけると感じられるのである」(A.マスロー『完全なる人間』上田吉一訳、誠信書房)

「わたくしの研究してきた普通の至高経験では、すべて時間や空間について非常に著しい混乱が見られる。これらの瞬間には、人は主観的に時間や空間の外におかれているというのが正しいであろう。(中略)かれらはある点で、時間が停止していると同時に非常な早さで経過していく別の世界に住んでいるかのようである」(前掲書)

「至高経験は、この観点から見ると、絶対性が強く、それほど相対的ではない。(中略)それらは比較的達観し、人の利害を超越しているというだけではない。それらはまた、みずからは『彼岸』にあるかのように、人間臭を脱し、自己の人生を超えて永続する現実を見つめているかのように、認知し反応するのである」(前掲書)

「主観的に時間や空間の外」「別の世界」「絶対性」「彼岸」「自己の人生を超えて永続する現実」などというワードを見ても、この状態が、私たちの通常の心理状態、日常意識を超えている状態(変性意識状態)ということが伝わるかと思います。マズローが「自己実現」を超えた「自己超越の心理学」をつくる必要性を感じた理由もよくわかるかと思われます。

その結果、1969年に、通常のパーソナル(人格、個人性)を超えた(トランスした)人間像を研究するために、「トランスパーソナル心理学会」を立ち上げたのでした。
ここで、とりわけ象徴的なことは、マズローがこの学会を一緒に立ち上げたのが、精神科医のスタニスラフ・グロフ博士というLSD研究(サイケデリック・セラピー)の大家だったということです。LSDによるサイケデリック体験では、まさに「時間や空間の外」「彼岸」「自己の人生を超えて永続する現実」などの体験が非常にしばしば見られるからです。グロフ博士は、そのような事柄を知悉していた人物だったのです。(→グロフ博士インタビュー動画)
晩年のマズローが構想した進化した(超越した)人間像と、変性意識状態(ASC)とが、どのように深い関連にあるのかがよくわかるエピソードかと思われます。

4.「潜在意識」「無意識」という胡散臭さ

さて、ここまで、(人によっては奇妙に感じられるような)やや超越的な事例を見てきましたが、変性意識状態(ASC)は、幅の広い定義ですので、もっと私たちの生活に身近な形でもさまざまに存在しています。ここから、それらの少し実践的な事柄に移りたいと思います。
ところで、変性意識状態(ASC)というものは、私たちが「潜在意識」「無意識」と呼んでいるものを
実際に探求していくに際して、とても有効な働きを持ちます。

ところでどうでしょうか? 世間でよくいわれるように、人間においては「潜在意識がとても重要だ」と聞いても、どこか胡散臭く感じられないでしょうか? 
「なんとなくそういう気もするけど…」と、雰囲気ではそう感じるものの、本当にそうなのかあまり実感がなく、冷静に考えてもよくわからないというのが実情ではないでしょうか? また、訳知り顔でそういうことを言う人に対して、確証のとれない怪しい事柄について勝手に語っているようにも感じられないでしょうか? それは、とても正常な、正しい反応だといえます。というのも、そう語る人達自身が、実際にはその意味が感覚的にはわかっていない場合がほとんどですし、一般に「潜在意識」と呼ばれているものは、実際には感覚的によくつかめない、中身がよくわからない事柄になっているからです。
そして実際のところ、潜在意識(無意識)の大切さについて、「理論的な話」を「頭でわかっていても」あまり実効性がない(意味が無い)ことでもあるからです。

というのも、「潜在意識」や「無意識」は、それらを「自分の感覚として」実際に体験したり体感したり、多少その中身を感覚的にわかることによって、多少操作できることによって、はじめて意味が出てくるものであるからです。そして、そのことができる人は、世間にはほとんどいないからです。

さて、変性意識状態(ASC)というものは、このような「潜在意識(無意識)」と、この日常意識をつなぐ領域(媒介領域/状態/感覚)として、私たちにとってとても重要性がある(価値がある)といえるのです。
下の図に示しましたが、これはいわゆる「氷山モデル」です。精神分析のフロイトが唱える図式によると、心とは大部分が「潜在意識/無意識」であり、私たちのこの「顕在意識/日常意識」とは、(海面で出た)氷山の一角みたいなものであるという図式です。そして、私たちは、中身のよくわからない「潜在意識/無意識」の衝動に突き動かされながら、無知のままに生きているという人間モデルです。だから、普通の人々は、自分の感情的な悩みを簡単には解決できないし、動機も上げられないし、同じ失敗を繰り返して、自分を変えることで大してできないということです。深層心理学は、基本的にこのような見方で人間を見ているわけです。
変性意識状態は(多様な様態がありますが)、まずは、この「潜在意識/無意識」と「顕在意識/日常意識」の中間にある状態であるということです。

つまり、変性意識状態の価値(重要性)は、普段は分裂している、広大な「潜在意識」との「日常意識」面でのつながりをもたらし、「潜在意識」への実感的・実践的な理解をもたらすという点なのです。
そのため、その変性意識状態に習熟することにより、潜在意識と深く交わり、そこから能力を引き出したり、操作する方法を得ていくことが可能になるということなのです。
これが、変性意識状態(ASC)が、私たちにとって、とてつもなく重要な価値を持つ面といえるのです。

5.変性意識状態(ASC)と心の変容(心理療法)

まずは、身近で「実利」を得られるところにある、心の変容(心理療法)における変性意識状態(ASC)の効果や有効性について見ていきたいと思います。

さて、心理療法とは、クライアント(来談者)の方の持っている心の悩みや苦しみを「取り除き」「癒す」ことを目的とした活動です。クライアントの方の「不調和/バグを起している心理プログラム」を修正(プログラミング修正/再プログラミング)することを目的としたものです。
そして、この再プログラミングをするに際して、程度の大小はありますが、日常意識ではないこの「潜在意識(無意識)」にアクセスすることが重要となるのです。

というのも、私たちのこの「日常意識(自意識)」というもの自体が、既存の深層プログラムによって作られ、そこから映し出されている表象感覚(表象結果)であり、その「日常意識(自意識)」からでは、(当然ながら)自分自身を作り出している基盤プログラムを書き換えることはできないからです。
「映されたもの(結果)」からでは「本体(原因)」に影響できないというわけです。
イメージで言うと、「潜在意識/無意識」は海のようなものです。「日常意識/顕在意識/自意識」とは浮き輪をつけて泳いでいる人です。浮き輪をつけたままだと、海の中には、潜っていけません。これが、私たちの心の姿なのです。

ここに、私たち人類(近代人)の、この「私=主体」にまつわる「逆説的な事態」があるのです。
例えば、私たちは、感情的な問題(心のモヤモヤ、苦痛)について、頭(思考)でアレコレ考えていても、一時的に気を紛らわすことはできても、決して解決しないことになっているのです。
心の悩みと解決法とは はじめに
「苦痛な気分」―その構造と解決法

つまり、必要なことは、この日常意識(自意識)ではない、別の経路から(迂回路を通って)、自分を作り出している基盤システムに介入して、プログラム修正することなのです。
といっても、そのことを考えている主体が、この「日常意識/顕在意識/自意識」であるというので、その「逆説的な事態」がよくお分かりいただけるかと思います。

そしてその際に、この変性意識状態(ASC)という状態がとても有効に作用するというわけなのです。
この心の構造は、催眠療法などをイメージすると分かりやすいかと思われます。催眠療法の考え方というものは、クライアントの方の日常意識に働きかけるのではなく、その意識面を回避(迂回)して、潜在意識(無意識)に直接働きかけることで、クライアントの方の心理プログラムを修正しようとする方法論です。
しかし、それは、言うは易きで、それほど簡単なことではないのです。催眠療法がそんなに効果を上げる療法でもないことを見ても、その困難な実態がよくわかるかと思います。
そのような時に、この変性意識状態というものは、とても有効な働き方をすることになっているのです。

また、別の心理療法の見方でいうと、通常、心の問題で悩まれている方は、自分の「日常意識/自意識」を過度に強化して、それに囚われているという傾向があります。というのも、感情的な苦しみは、「潜在意識/無意識」からやってくるので、それを過度に抑圧することで、反対の「日常意識/顕在意識/自意識」も強化されてしまうのです。
「潜在意識/無意識」は悪者で、「日常意識/顕在意識/自意識」は善玉という風に、分裂してしまうのです。
この分裂が、かえって「潜在意識/無意識」にアクセスすることを妨害/邪魔するという逆説的な事態になってしまうのです。また、クライアントの方に、自分の「潜在意識/無意識」が怖いものであるかのように感じさせる幻となっているのです。

ところが、人は、変性意識状態(ASC)に入っていくと、日常意識(自意識)が稀薄になり、苦痛も少し薄まっていくので、「潜在意識/無意識」にアクセスがしやすくなるのです。苦痛が減じて、自分の強い自意識や感情があつかいやすいものに変化するのです。そのため、より楽な気持ちで、自分の深い領域に触れることができるようになるのです。心理療法のセッションにおいては、ここが、変性意識状態が一番効果を発揮する面といえるかもしれません。その働きの結果として、よりスムーズに心の深層に触れて、感情の解放と、心理的な治癒を進めていくことができるようになるからです。

さて、ところで、そのような変性意識状態(ASC)ですが、実際のところ、この変性意識状態そのものには、私たちは比較的簡単に入れるものなのです。しかしながら、その変性意識状態の中で、自分たちの望むような形で、心のプログラムを改修(変更)することはなかなか簡単には行なえないのが実情です。それに催眠療法についても触れたことです。
というのも、人間の心理運営上の安全(セキュリティ)の問題(危険)がありますので、セキュリティ・システムがきっちり設けられているからです。私たちは自分の心でさえ、簡単(勝手)にはプログラム修正ができないというわけなのです。だから、安易な自己啓発の方法論では、私たちはさして能力開発できないことにもなっているのです。
そのため、適切なプログラム修正を行なうには、セキュリティ・システムを抜けていく方法や心理システムに対する深い感覚的理解も必要となってくるのです。
心理療法のセッションの中で、変性意識状態に移行するゲシュタルト療法(体験的心理療法)は、そのような方法や理解を深く的確なものにしてくれることになるのです
心の悩みと解決法とは はじめに
「苦痛な気分」―その構造と解決法

6.変性意識状態(ASC)とはⅠ 入り方

さて、ところで、変性意識状態(ASC)といっても実にさまざまなタイプがあります。日常意識からの距離によって、軽いものから極端なものまで多様なスペクトルや帯域をもっています。
実際、私たちは、日常生活の中でも、ふと緩んだ時に軽度な変性意識状態に入っています。ちょっとボーとしている時。何かに没頭している時。何かに集中している時。さまざまな機会に、私たちはスルリと変性意識の状態に移行してしまっているのです。
また、人間関係(関係性 relationship)の中では、人は容易に無意識の力に引き(惹き)こまれて、軽度な変性意識状態に移行してしまいます。恋愛や性愛関係、家族関係、組織内における関係性など、集合的(集団的)な情動が活性化しやすい場面では、人は憑依されるように容易に変性意識状態に巻き込まれていきます。過度に閉ざされた人間関係の中で犯罪(虐待等)が起こりやすいのはそのためです。

「意識」自体のフレーム(枠組み)は、カメラのレンズやフレームのように無色透明なものなので、気づかぬうちに、なめらかに、日常意識から変性意識状態に移行するものです。そのため、自分が変性意識状態に入っていても、(没入していて)それと気づかない場合の方が多いものです。主観的には、ハッとして気づきを得るまで、私たちはほとんどその違い(差異)に気づけないのです。
しかし、そのように変性意識状態に移行する中で、無意識のうちに、私たちはより冴えた直観力と鋭敏性を働かせて、優れた創造力を発揮することなども行なっているのです。また悪い場合には、犯罪などをおかしてしまったりもしているのです。
そのため、重要なことは、単なる偶然的に変性意識状態に入ってしまうのではなく、操作的な感覚や気づき awareness をもって、意図的に変性意識状態に入って、その中で、さまざまな事柄ができるようになることなのです。

ところで、変性意識状態とは、それ単体ではなんら特別なものではないという言い方もできます。というのも、重要なことは、変性意識状態での体験は、私たちの日常意識との関係(対比/関連/組み合わせ)と心理的統合の中で、はじめてその特異な意味が深く把握され、感覚的に操作可能なものになっていくからです。
たとえば、ドラッグ(薬物)をやって偶然的に深い変性意識状態に入っても、その体験自体(単体)が、すぐに恒常的な意識拡張や創造力拡大には結びつくわけではないということです。日常意識との関係の中で、操作的な感覚や気づき awareness をもってそれらが統合されることで、はじめて意味をなしてくるということなのです。

さて、ところで、意図的に」変性意識状態(ASC)に入る方法としては、歴史的・伝統的には、各種宗教の儀式的なトランス状態や瞑想技法、向精神薬物の使用などが知られていました。
また、現代の体験的心理療法においては、心理セッションの過程の深いリラックス状態や、内的な感覚(感情)集中状態を通して、ごく自然な形で、変性意識状態に入っていくことができます。その変性意識状態の中で、日常意識(自意識)ではコンタクト(接触)できなかった深層情報にアクセスして、そのプログラムを書き換えていくということも可能になってくるのです。
それというのも、変性意識状態(ASC)の中においては、日常意識(自意識)の時とは違った形で、潜在意識にある隠された情動や感覚情報が前景に溢れ出てきて、通常ない形でまじかに視ることも可能になってくるからです。見えなかったものが、視えてくるからです。そのような多層的な情報の中で、より微細な層の情報(感情・感覚)に気づくこと awareness ができるようになるからです。このような微細で多重的な意識状態の中で、(普段のセキュリティ・システムを超えて)深い心理プログラムにコンタクトすることや変容させることも可能となってくるわけなのです。

いずれにせよ、意図的に変性意識状態(ASC)に入るとともに、その価値を実感するためには、変性意識状態の入る数多くの反復練習や、変性意識状態の中における気づくこと awareness のトレーニングが重要となります。
それらは、普通に現代社会でただ生きている中では、そのような感覚を体験することはないからです。そのため、私たちは、変性意識状態を充分に扱えるほどの、心の能力(スキル)が足りていないからです。
その能力を伸長させることが、まずもって必要な事柄となるのです。

また別にいうと、ゲシュタルト療法等の体験的心理療法のスキルに習熟することは、これらの能力、つまり変性意識状態(ASC)に入ることと、それを感覚的に操作できる能力の開発にもつながっていくのです。そして、この点こそが、現代の心理療法と伝統的なシャーマニズムとの、原理的な類似性ともなっている点であり、当スペースの方法論ともなっている点でもあるのです。

7.変性意識状態(ASC)とはⅡ 意識のチューニング

また、変性意識状態(ASC)の中には、さきのジェイムズの文章にもあるような、私たちの日常意識から大きく逸脱した未知の不思議な意識状態の帯域もあります。
これ
は、ラジオのチューニング(同調)の喩えを使うとイメージしやすいかもしれません。

通常、私たちの日常意識というものは、喩えると、いつもNHK放送にチューニングが合っており、その番組放送をいつも聞いている状態です。
その放送しか聞いたことがなく、それしか知らないので、それだけがラジオ放送であり、その番組が唯一知るものとなっているのです。
この喩えでは、NHK放送が日常意識であり、その放送番組が日常現実(世界)です。
それ以外の現実は、存在しないということです。

それが何かの拍子で、もしくは意図的に、ラジオのツマミが動かされて、別の放送局(変性意識状態)にチューニングが合うことになると、別の放送番組(別の現実/異界/超越的次元)が聞こえてきたりするというわけです。
変性意識状態において、私たちの意識がチューニングを合わせていくのは、普段同一化(同調)している日常的自我状態以外のさまざまな自我状態や感覚情報です。
その中には、さまざまな要素があります。それらによって、私たちは、「ゾーン ZONE」と呼ばれているフロー体験  flow experience や、マズローのいう「至高体験 peak-experience 」などという特異な状態も実現されることができるのです。
そして、このような同一化(同調)を可能にしていくのが、喩えると、ラジオのチューニングを動かして、放送局を自在に操作できる能力(スキル)ということになるのです。
このことが、心理的統合の内に十全な形でできるようになると、私たちは変性意識状態において、潜在能力を充分に取り出し、発揮できるようになるということなのです。
そして、このためには、さきほど触れたように、反復練習や訓練が必要になってくるというわけなのです。
そして、このような方法論的事実は、世界的な展望で俯瞰してみた場合、伝統的なシャーマニズムの中で実践された事柄とやはり大変近似したものとなっているのです。

有名な人類学者カルロス・カスタネダのシャーマニズム的な著作の中には「集合点」と呼ばれる、知覚情報を編成するポイント(結節点)が言及されています。集合点が動くと、私たちは、「日常的な自分自身」であることを失い、その現実も溶解して、まったく未知の不思議な世界に変化していくのです。カスタネダのいう集合点が、厳密に何を意味しているのかは分かりませんが、比喩的にも実践的にも、そのイメージは大変納得性の高いものです。

たとえば、宗教的な修行や体験的心理療法を強力に推し進めると、やはりまれに、そのように「集合点」 が動いたかのような強烈な変性意識状態、別種のリアリティ体験をすることがあります。
それは、私たちを、未知の体験領域-空間に投げ込むことになります(場合により、心身に混乱をきたすケースもあります)。アメリカにおいては体験的心理療法や向精神性物質によるサイケデリック〔意識拡張〕研究も盛んなため、(前段で触れた)マズローと一緒にトランスパーソナル心理学会を立ち上げた精神科医スタニスラフ・グロフ博士などは、そのようなさまざまな変性意識体験の事例、体験領域-空間をさまざまに研究報告しています。また、その状態をサポートするシステム(スピリチュアル・エマージェンシー)について記したり、支援活動を行なっていたりするのです。
ここにおいても、充分な心理的統合が、変性意識状態を有効に使うための条件であることが理解されるのである。

(※実際のサイケデリック〔意識拡張〕体験とは何か
LSD研究の権威グロフ博士のLSD体験と時代背景インタビュー動画↓)
http://hive.ntticc.or.jp/contents/interview/grof

8.変性意識状態(ASC)の治癒効果と超越的状態

ところで、興味深いことのひとつは、深い変性意識状態自体が、心理的・身体的な深い治癒効果・統合効果を持っているという点です。
変性意識状態(ASC)が、人間の深層的なプロセスを活性化し、本来持っている深い潜在能力(治癒能力)を引き出し、人間の心身を不可逆的に解放・変容・刷新してしまうという点なのです。
これは、深い変性意識状態が、普段は抑圧されている、身心のホリスティック(全体的)な機能を目覚めさせるためと考えられます。

それは、変性意識状態(ASC)というものが、私たちが普段、排他的同一化(同調/固着)している日常意識(自意識)レベルの心理システムを解除すると同時に、私たちをより深い心身統合(治癒)システムや、個人的自我を超えた領域に、私たちをつなげるせいであると考えられるのです。
そして、これは歴史的には、前段で触れた晩年のA・マズローなどが「
自己実現」を超えた領域として構想した「自己超越とトランスパーソナル(超個人的)な領域へとつながるテーマとなっているのです。
これはまた、変性意識状態を入り口にして、心身のより広大なシステム(全体性/ホールネス)に、私たちを導く興味深くかつ実践的なテーマでもあります。ホリスティック holistic なテーマがここにはあるわけです。
これらは広大な内容であると同時に、多様かつ多面的な要素を持ちますので、各要素については下記のそれぞれをご参考いただければと思います。
【図解】心の構造モデルと変容のポイント 見取り図
フロー体験とは何か フロー状態 ゾーン ZONEとは
サイケデリック(意識拡張)体験とは何か 知覚の扉の彼方
変性意識の治癒効果
マズロー「至高体験 peak-experience」の効能と自己実現
ブリージング・セラピー(呼吸法)の事例
「聖霊 Ghost 」の階層、あるいはメタ・プログラマー ジョン・C・リリーの冒険から
映画『攻殻機動隊』ゴースト Ghost の変性意識
実際の変性意識体験の事例

現代日本社会では、正しく理解されていませんが、この変性意識状態(ASC)を、きちんとあつえるスキルを磨くことは、私たちの能力や創造力、人生にとって計り知れない益をもたらすものなのです。

9.変性意識のもたらす変容と、人生で活かす方法

さて、筆者自身、心の諸領域を探索する中でさまざまな強度な変性意識状態(ASC)を体験してきましたが、それらは拙著『砂絵Ⅰ』の中に、実際の体験事例を多数書きました。
→拙著『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

それらのさまざまな経験を繰り返してわかったことは、変性意識状態(ASC)が私たちにもたらす変容作用や治癒作用、意識拡張作用は、(場合によっては)たった一回の体験で、人生を一変させてしまうような強力な性質を持っているという点です。心身の基底的なプログラムを刷新し、書き換わえてしまうわけです。それは、その変性意識のタイプにもよりますが(そこを見分けられることが習熟ということなのですが)、そのような本質性があるということです。

さきに触れた、S.グロフ博士は、強度な変性意識を体験した多くの人々の証言を集めた結果から、その世界の見え方の変容を「あたかも、白黒テレビからカラーテレビに変わるかのようだ」と表現しています。これは実際にそのようなことが起こるのです。

また、数々のセッションを実施した経験から言えることですが、軽度のものでも、変性意識状態(ASC)は、私たちの奥底に確実に変容をもたらしてしまうものです。これら多くの観察を踏まえると、変性意識状態(ASC)というものは、気まぐれな不調和ということではなく、私たちの自然的本性(全体性/ホールネス)が備えている「自律的・治癒的・創造的」な素晴らしい潜在能力であるともいえるのです。

そして、これも経験上言えることですが(かつ一番重要な点でもあるのですが)、変性意識状態(ASC)の活用ポイントは、変性意識状態(ASC)と普段の日常生活の間に、きちんとした「心理的な連携や統合、往還(行き帰り)の通路をつくっていく(習熟していく)」という点なのです。

そうでないと、変性意識状態(ASC)は、単なる偶然的で奇妙な(面白い)エピソードということだけで、私たちに心理的な統合や変容をもたらすことがないからです(逆に解離と分裂をもたらすこともあるからです)。私たちの人生を豊かにする創造的パワーにはなってはいかないのです。
そのため、拙著 『砂絵Ⅰ』の中では、日常生活と変性意識との行き帰り(往還)の方法を「行きて帰りし旅」という言葉で公式化しました。これが、ある意味、一番重要な点でもあるのです。
そのような、行き帰りと連携の取り組み(スキル)によってこそ、変性意識状態(ASC)の特異で強力な力を、日常生活と人生の中で価値ある創造的な能力に変えることができるのです。
※これは、映画や小説でなじみ深い神話モデル「英雄の旅」の中で、英雄が異界での冒険や試練から、「魔法の武器(霊薬・霊力)」をもって、この世界に戻ってくるという構造と同じことなのです。
→英雄の旅 (ヒーローズ・ジャーニー) とは何か
また、異界に行って、善きものを持ち帰ってくるという伝統的な「シャーマニズム」の構造と同じものなのです。
→伝統的なシャーマニズムと心理学的シャーマニズムについて

このようなわけで、当スペースでは、変性意識状態(ASC)をあつかうスキルを、潜在能力を引き出し解放・活用するためのスキルとして、実践面・方法論面でも重視し、多くの方々に体験してもらったり、深めてもらったりしているというわけなのです。
変性意識状態(ASC)の秘められた力を、ご自分でうまくあつかえたり活かせるようになるだけで、想像もつかなかったような形でご自身の人生を解放し、刷新させることが可能になるからです。
そのことで、クライアントの方がご自身で、自己の潜在意識や創造力を無尽蔵に引き出す真の魔法、マスター・キーを手に入れることができると考えているからなのです。
それが、当スペースがご案内する「流れる虹のマインドフルネス」の世界なのです。

【続編/上級編】
「変性意識状態(ASC)とは何か advanced 編「統合すれば超越する」」

 

10.参考文献

Charles T. Tart (ed.) ; Altered states of consciousness . John Wiley & Sons Inc
W・ジェイムズ『宗教的経験の諸相』桝田啓三郎訳 (岩波書店)
A・ハックスレー『知覚の扉・天国と地獄』今村光一訳 (河出書房新社)
S・グロフ『自己発見の冒険Ⅰ』菅靖彦他訳 (春秋社)
S・グロフ『脳を超えて』菅靖彦他訳 (春秋社)
S・グロフ他『深層からの回帰』菅靖彦他訳 (青土社)
T・リアリー他『チベット死者の書 サイケデリック・バージョン』菅靖彦訳(八幡書房)
A.H.マスロー『完全なる人間』上田吉一訳 (誠信書房)
A.H.マスロー『人間性の最高価値』上田吉一訳 (誠信書房)
J・C・リリー『意識(サイクロン)の中心』菅靖彦訳(平河出版社)
C・G・ユング他『黄金の華の秘密』湯浅泰雄訳 (人文書院)
R・D・レイン『経験の政治学』笠原嘉他訳 (みすず書房)
M.チクセントミハイ『フロー体験入門』大森弘監訳(世界思想社)
S・コトラー『超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験』熊谷玲美訳(早川書房)
井筒俊彦『意識と本質』(岩波書店)
吉福伸逸『無意識の探険』(TBSブリタニカ)
吉福伸逸『トランスパーソナル・セラピー入門』(平河出版社)
菅靖彦『変性意識の舞台』(青土社)
津村喬『気功宇宙―遊泳マップ』(アニマ2001)
K・ウィルバー『意識のスペクトル』吉福伸逸他訳 (春秋社)
ロジャー・N・ウォルシュ『シャーマニズムの精神人類学』安藤治他訳(春秋社)
A・ミンデル『シャーマンズ・ボディ』藤見幸雄他訳 (コスモス・ライブラリー)
フレッド・アラン・ウルフ『聖なる量子力学9つの旅』小沢元彦訳 (徳間書店)
S・ラバージ『明晰夢』大林正博訳(春秋社)
ゲイリー・ドーア編『死を超えて生きるもの』井村宏治他訳(春秋社) 
アブラハム.H.マスロー『人間性の最高価値』上田吉一訳 (誠信書房)
マーティン・A・リー他『アシッド・ドリームズ』越智道雄訳(第三書館)

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変性意識に入りやすくする心理療法(ゲシュタルト療法)については、基礎から実践までをまとめたこちら(内容紹介)↓
『ゲシュタルト療法 自由と創造のための変容技法』
また、変性意識状態(ASC)への入り方などその詳細な概要と実践技法は入門ガイド↓
『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』
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また、変性意識状態のよりトランスパーソナル(超個)的で広大な世界を知りたい方は、実際の体験事例も含めた↓
『砂絵Ⅰ 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』
をご覧下さい。

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『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

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『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』

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【参考】量子論的世界観―「シュレーディンガーの猫」

↑生きている状態と死んでいる状態に同時にまたがって存在している「シュレーディンガーの猫」。ホトケ様のようなルックスの山本さんが、このように柔らかく語っていると、ほんとうに仏教(華厳経)の世界のようです。

Charles Tart – What are Altered States of Consciousness?

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