それは、夢での出来事でした。
……………………………………………………………
スマホが、着信します。
かかってくる予定の電話があったのか、すぐに電話に出ます。
スマホに耳を当てると、何も聞こえず、
しかし、シーンとした「静寂」の中、微妙なけはいで、向こう側で何かを接続するような、向こう側とつなぐ作業をしている様子が感じられます。
(この独特な「静寂」には、聴き覚えがあります)
つながったのか、少し間を置いて、向こう側から何か話す声が聞こえます。
しかし、声が小さく内容が聞こえないので、その旨を伝えると、
「もう少しだよ」
と電話の向こうの声は言いました。
……………………………………………………………
夢は、それだけでした。
特徴的な「何かを接続するような、向こう側とつなぐ作業」のけはいがあった夢は、
以前にも見たことがありました。
その時は、向こう側の人が、死んだ人物であることがわかっていました。
「向こう側」と「こちら側」では、〈非常な遠さ〉があって、
何か波長の調整のような、つなげる何かが必要なようなのでした。
その非常な遠さ、次元の違いが、
独特な「静寂」として、
現れていたのでした。
この夢では、「もう少しだ」と言われましたが、
たしかに、この夢を見て少しした後に、
不思議な形で運命が転がりはじめました。
そして、その年に、
人生でも大きなエポックになるような、
深遠な体験を持つことになったのでした。
宇宙よりももっと「彼方の世界」に行くような、
体験をすることになったのでした。
【ブックガイド】
変性意識状態(ASC)やサイケデリック体験、意識変容や超越的全体性を含めた、より総合的な方法論については、拙著
『流れる虹のマインドフルネス―変性意識と進化するアウェアネス』
および、
『砂絵Ⅰ 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』
をご覧下さい。
ゲシュタルト療法については基礎から実践までをまとめた拙著
『ゲシュタルト療法 自由と創造のための変容技法』
をご覧ください。